専大松戸
川上 鳳之


画像引用元:高校野球ドットコム

 

持ち球

最速145キロの直球とスライダー、カーブを操るスリークウォーター右腕。

 

成績

`17年春(県3試合+関東1試合)

試合数4、30 2/3回、被安打22、奪三振30、与四死球10、失点13、防御率3.82

 

 

特徴

背筋をスッと伸ばし、グラブをベルトの上に置いたセットポジションから左足をゆったり持ち上げベルトの位置を越えた辺りで右足を折りながら体重移動を始める。

左足が体を誘導するような形で投球方向へ体を運び、左腕はクロス気味に伸ばす。パワーが逃げないように、肩が開かないように丁寧に体を運び、左足が地面を掴む寸前から一気に躍動感が増す。

左足が地面を掴むと投球方向へ伸ばしていた左腕を一気に抱え込み吊られるように上体、重心は前に運ばれる。

大きめのテイクバックから体に巻き付くように肘から出てきた右腕がしなやかに振り下ろされながら、低くなった態勢からボールに全てを乗せるようにリリース。ほぼ同時に右足がプレートを蹴り上げ更に指先にパワーを伝える。

振りきられた右腕は左脇腹に当り、体の真正面に跳ね返ってくる。

 

プロフィール

身長178㎝ 体重77㎏ 右/右

小学2年生から軟式野球を始め、中学時代は軟式野球部に所属。中3秋に県選抜でU-15全国KB大会を制覇した。

高校では2年春から控え投手としてベンチ入り。3回戦・成田戦で登板し142キロを計測する。

同年夏の4回戦で8回コールド3安打5Kの完封勝利を収める。準決勝・東海大市原望洋戦に登板するも12安打7失点と打ち込まれベスト4で敗退。千葉商大、習志野戦にも登板し実績は十分。

春の関東大会では日大三・櫻井と投げ合い11安打10失点と打ち込まれるが6奪三振も奪っている。

 

伸び代

すごく丁寧で洗練された投球フォームの川上。動き一つ一つに気を配りながら投げ込んでいく姿勢が結果にも出ている。

関東大会では思うような投球は出来なかったが、春季千葉県大会で登板した3試合ではその丁寧な投球で抜群の安定感を誇った。

23回、被安打11、奪三振24、与四死球2、失点3、防御率1.17

と、最速145キロのスピードボールだけに頼るような粗い投球はほとんどない。

体の使い方、左腕の運び方、体重移動、リリースポイント、等どこをとっても丁寧で繊細で洗練された投球フォームはさながら教科書の様である。しかし、唯一粗さと言うよりは硬さが気になるポイントがある。

フォロースルー。

投げ終わった後に、腕が伸びきっていて左脇腹に当り体の前まで跳ね返ってくる。このときの右腕が肘も伸びていて棒のように硬い。これを見る限りでは、まだまだ余計な力が入っていて”丁寧に力強く”の意識が強すぎて柔軟性に欠ける。

フォロースルーが硬い場合、リストも硬いケースが多い。リリースポイントが安定しているうちはいいが、一度崩れるともろく、硬さが原因でコントロールがバラつき、置きにいった甘いストライクを運ばれる。こうなると余計に硬さは増し、制球力が不安定になり自滅していくパターンに入っていく。

リストの柔軟さと右腕だけに頼らず丁寧で洗練されたフォームを信じることがここ一番の大舞台での安定感へと繋がっていく。