花咲徳栄
清水達也

画像引用元:高校野球ドットコム

 

持ち球

最速149キロの直球とスライダー、カーブ、フォーク、カットボールを操る右腕。

 

成績

`16年夏(甲子園)

試合数1、1 1/3回、被安打1、奪三振1、与四死球1、自責点0

 

特徴

オープンスタンスのセットポジションでグラブはベルトの上に置きスッと背筋が伸びる構えから、 クラブと左足をゆっくり持ち上げ左膝がミゾオチ辺りまで上がったところでグラブが左膝を抱えながら右足を折り始め、重心を下げていく。

左足が地面に着きそうなぐらい重心を下げたところで投球方向へ体重移動が始り、左足が地面を掴む寸前に投球方向へ伸ばしていたグラブを上へ吊り上げると同時に体全体もフワッと一度浮いたような動作が加わってから、思いきり体重を乗せた左足がドスンといった具合に地面を掴み、既に巻き込み始めている左腕が投球動作をリードするように上から角度をつけて、内回りの旋回で高い位置から右腕が振り下ろされ、右足がプレートを強く蹴り上げる。

振り切った右腕は地面スレスレを通過しながら左脇腹へと逃げていく。

 

プロフィール

身長178㎝ 体重80㎏ 遠投100m 50m6秒8 右/右

小学時代は硬式野球を始め、中学時代に軟式野球部に所属。

高校では1年時からベンチ入り。翌年のセンバツで甲子園のベンチ入りを果たすも登板機会はない。春季関東大会・準々決勝で8回9安打完投の成績を残す。

2年夏の県大会では2試合、1 2/3回。甲子園では1 1/3回のマウンドを経験した。

 

 

伸び代

最速149キロの直球は青藍泰斗・石川翔に並んで関東最速右腕。力強さの伝わるフォームはやはり下半身の強さと上半身の使い方に現れている。

体重移動を行い左足が地面を掴む寸前に、一度浮いたような動作を見せてから一気に体重を全て乗せるかのように左足が強く地面を掴み、その勢いを利用した上半身が力強く上から下に叩きつけるようなイメージで右腕が振り下ろされる。

体重も乗り、重い球質の速球は高校生の中でもトップクラスのストレートだが、いかんせん制球に難が残る。躍動感のある素晴らしいフォームだが、どうしても安定感に欠けるデメリットも大きい。

左足が地面を掴む前に浮き上がる一瞬の動作で腰の位置、目線を上げ、投げ込む瞬間に腰の位置、目線を下げ、更にリリース時に右足を蹴り上げることで腰の位置、目線をまた上げている。これだけコントロールを安定する上で必要な箇所を上げ下げしているわけだから当然制球力がまとまるわけはない。

極めつけはフォロースルーの瞬間に頭が下がるためミットから目線が完全に切れている。直球のみならず変化球にも定評のある清水の球もこれでは宝の持ち腐れになってしまう。

今の高校生は平気で140キロを超える直球を投げ込める為、打者も速い球には慣れている。スピードもないよりは速い方が当然有利だが、今の時代は高校生でも勝てる投手は”コントロール”の精度の高さ。あと5キロスピードを押さえても腰の位置、目線を安定させた方が確実に勝てる投手へ変わっていけるだろう。