青藍泰斗
石川 翔

 

画像引用元:高校野球ドットコム

 

持ち球

最速149キロの直球とスライダー、カーブ、カットボール、チェンジアップを操るオーバーハンドの右腕。

 

 

特徴

背筋を伸ばしグラブをベルトの上辺りに置きセットポジションで構える。

スッーとグラブを持ち上げ、遅れて左足がベルトより気持ち上まで持ち上がると、ゆっくり重心を下げながら投球方向へ体重移動を始める。

投球方向へ真っ直ぐに左足を運び、左手をまっすぐ伸ばしながらクロス気味に使うことで肩の開きを抑制している。左足の着地はかかとから踏み込み、爪先で地面をジワッと掴みながら腰、肩の回転へと繋げていく。

スッと伸びた背筋はリリース時まで保たれ、それが右腕の良い軸となりコンパクトな旋回でしなやかに右腕が振り下ろされる。リリースに向けて加速する全体の動作に更に勢いを増すかのように右足がプレートを蹴り上げもう一押しを加える。

抱え込んでいた左腕は体の回転の勢いそのままにセカンドベース方向へ流れ、吊られるようにフォロースルーに入った右腕も体に巻き付いてくる。

 

プロフィール

身長179㎝ 体重82㎏ 遠投110m 50m6秒1

小学2年生から軟式野球を始め、中学時代は板橋シニアに所属。

高校では2年春からベンチ入り。背番号8を背負い、センター兼ピッチャーを務める県大会準優勝に貢献する。続く関東大会では2回戦敗退となったが自己最速の146キロを計測し注目を浴びた。

2年夏は3回戦敗退となったが同年秋の県大会から主戦となり4強入りを達成する。一冬を越えて3月に148キロを計測。

4月に股関節、肩痛を発症し登板を回避。春の実績は作れなかった。

 

伸び代

投球フォーム、球筋共に申し分なくかなりの逸材と言える。苦手としていた制球力を克服しながらの最速球速を更新し続けるあたりのポテンシャルの高さも注目の一つ。大会毎、試合毎に成長できる野球版サイヤ人と言ったところ。

特に秀でている部分として球持ちの良さが挙げられる。細身の体からリーチの長い腕は中々ボールを離さない。腕を振り切った後にボールが出てくるようなイメージ。

粘りのある下半身がリリースまで投球を支えるのもあってリリースの遅いボールは回転数が多く、切れ味抜群。キレイなオーバーハンドの為、打者の手元で伸びてくる。

お手本のような投球フォームをこなせる体の柔軟さや、しなやかな右腕にも大きな将来性が見え隠れする。

夏大会前に実績も少ないながら関東で最も注目を集める投手になれたのも頷ける。

しかし、体の柔軟さとはうらはらに故障も多い。春先に痛めた股関節、肩など、投手としては致命的。フォーミングアップに一工夫が必要か、はたまた体幹の強さと筋力の強さとのバランスがおかしいのか。否が応でも無理をしてしまう夏に体を気遣える余裕を持てるかが勝ち進む為のカギとなりそうだ。