八戸工大一
古屋敷匠真


画像引用元:高校野球ドットコム

 

持ち球

最速152キロの直球とスライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップ、ツーシームを操る。

 

成績

16年夏

試合数2、17回、被安打14、奪三振13、与四死球3、失点5、防御率2.65

17年春

試合数2、17回、被安打12、奪三振23、与四死球10、失点5、防御率2.65

 

特徴

セットポジションからベルト付近に置いておいたグラブと左膝が同時に始動。胸元辺りまで上げた左膝をゆったり降ろしながら投球方向へ体重移動が始まる。体重移動と合わせて右膝を折りながら、上体が下がり体重の乗った下半身が投球動作を誘導している。

ややクロス気味に入るグラブが体の開きを抑え、パワーの解放を押さえている。左足の着地と同時に左腕を巻き込み、体に吊られて右腕がテイクバックをとる。体に巻き付くように振り下ろされる右腕からボールはリリースされ、投げ終えた右腕はしっかりと振りきられている。

最後まで頭がブレず捕手を見続けられている軸の安定感と、アマチュアの速球派によく見られる左肩の上りがなく投球フォームは安定していると見れる。特別癖もなく、制球力も悪くない。

ただ、見た目の投球フォームとは打って変わってリストの使い方の甘さが気になる。体格も、投球フォームにもなんの問題もないが、リリース時の指先のボールの”かかり”にもう一つ物足りなさがある。スピードもあるし、制球力もいいが、”かかり”が甘いためにボールの回転数も少なく棒球に近い。

更に変化球の時に投球フォームからゆったり感が出ていて投げる前からバレている。指先の使い方が甘いために変化球のキレもイマイチだろうし、曲がりも早いだろう。ちょっとレベルの高い打線と当たれば打ち込まれる可能性は高い。

 

プロフィール

身長180㎝ 体重80㎏ 50m6秒1 右/左

青森県東北町生まれ。小学3年生から野球を始め、東北中時代は軟式野球部に所属。中3秋に上北選抜に選ばれ全国KB大会に出場した。

高校では1年春からベンチ入り。1年時から140キロを超える直球で注目を集めた。1年秋には5回1安打1失点と結果を残し、2年春には主力として県大会3位、東北大会8強入りに貢献。東北大会2回戦・光南戦で8回4失点。6者連続を含む14奪三振の力投を披露。この日の最速は146キロを計測した。

2年夏は準々決勝を完投するもベスト8で敗退。新チームの秋から主戦の座を掴んだが初戦に打ち込まれ敗退。翌3年春の県大会準々決勝で152キロを計測し東北最速に躍り出た。

 

 

伸び代

投球フォーム、球速、制球力はどれも一級品。「甲子園で158キロを出したい」と意欲も高い。しかし、リストの使い方と、指先の最後の人押しが甘いためにキレがイマイチとなっている。指先がマメで固くなっているほど意識はあるようだが、リストの固さも改善が必要。

リストにしなりが無いためリリースが早い。そうなれば当然、打者からすればじっくり軌道を観察する時間が増える為、打ちやすくなっていく。リストを柔らかくし、ボールを離すまであと一粘り出てきたらそれこそ手が付けられない投手になっていく。

リストの柔らかさで回転数が上がったストレートはキレが増し伸びてくる。回転数が増えた変化球も打者手前で急激に変化する魔球へと変わるだろう。

アベレージ140キロ中盤の直球に伸びが出たら全国でもそうそう打てる投手ではない。