画像引用先:産経ニュース

 

清宮高校通算93号と今後の日程

RKK招待高校野球

早実の清宮幸太郎一塁手が13日、被災地・熊本に2年越しの復興エール弾となる高校通算93号を描いた。RKK(熊本放送)招待高校野球(県営八代球場)の第2試合・八代戦で右中間場外に先制3ラン。早実は昨年も招待されていたが、熊本地震の影響で試合中止に。怪童が、待ちわびた観衆3500人に感謝のアーチを届けた。最近の対外試合で16戦14発と量産態勢が止まらない。

 

振り抜けた

復興の願いを込めた清宮の打球は、「頑張ろう!!九州!!」と掲げられた横断幕の左下を通過し、右中間の場外に消えていった。「いい感じで振り抜けた。芯に当たってよく飛んでくれた。満足できる。」初回0アウト一、二塁、右投手の真ん中低めを捉えた。推定飛距離135mの高校通算93号に万感の思いが詰まった。

昨年4月に2度の震度7を観測する熊本地震が発生。同5月に早実、敦賀気比が参加予定だった招待野球は中止となった。清宮にとっては、練習試合や家族旅行で訪れた思い出の地。「阿蘇山にも熊本城にも行ったことがある。熊本城も、いろんな校舎も、崩れていた。何も言えない衝撃でした」。震災当時のシーンが脳裏をよぎった。


12日からの雨が明け方まで続いたが、球場には7日のウエスタンリーグ、ソフトバンク・広島戦より410人多い観衆3500人が詰めかけた。「1年経って熊本で出来ると思っていなかった。こういう場を設けてくれて、感謝している。一発出せたのが、自分の中でもホッとした。来て良かった」と歓声に応えた。

 

友情応援感謝

友情応援にも感謝した。第1試合では相手の文徳、第2試合は地元・八代市の秀岳館の控え部員が、一塁側の早実スタンドに声援を送った。「自分達にない応援ばかり。熊本オリジナルかな?というのもあって、楽しい雰囲気だった」。招待試合ならではの温かさに触れた。観客席には母・幸世さんの姿もあった。「家族とも2,3回来てる」という熊本で、1日早い母の日のプレゼントを贈った。4月15日の春季東京都大会準々決勝(駒大高戦)から対外試合16戦14発。「基礎がしっかりした上で技術が元に戻ってきた。成長できている」とうなずいた。西武はスカウト3人態勢で視察。阪神・畑山チーフスカウトは「これだけ注目される中で打てる。集中力が高い。もう通算何本打ったか、というレベルじゃない」と目を細めた。関東大会、夏の西東京大会を含め、対外試合は少なくとも20試合ある。コウコウツウサン最多とされる神港学園・山本大貴の107本に迫る。

 

今日VS秀岳館

14日は今春のセンバツまで3季連続甲子園4強の秀岳館と熊本市の藤崎台県営野球場で激突する。「ここに勝たなきゃ、全国制覇は狙えない」と清宮。昨夏の熊本大会で各校主将が「感謝」を題字に寄せ書きした旗を背に、決意をにじませた。

 

早実の今後の試合日程

5月14日熊本招待(秀岳館)

21~24日春季高校野球関東大会(花咲徳栄)

27日沖縄招待(沖縄尚学、美里工)

28日沖縄招待(美来工科、興南)

6月3日愛知招待(中京大中京、桜丘)

4日愛知招待(至学館、享栄)

17日香川招待(英明、坂出)

18日香川招待(三本松、丸亀城西)

7月8日開幕 西東京大会