学法石川
尾形崇斗

画像引用元:日刊スポーツ

 

持ち球

最速147キロの直球とスライダーを操る右腕。

 

特徴

セットポジションから左足をオープンスタンスに構え、グラブはベルトの上に。サイン交換が済むと素早く左足とグラブが上がる。グラブも左足も抱え込むようにセカンド方向へ体の軸に巻き付けタメを作る。

ここからじっくり体重移動が始りお尻から投球方向へ流れていく。クロス気味にグラブを突きだし、上半身はタメが残っている状態から左足が着地。一気にグラブを抱え込み、しっかりとタメていた上半身の解放と共に右腕がムチのようにしなりながら背中から出てくる。プレートが右足を蹴りあげ最後の一押しをくわえる。

 

プロフィール

身長181㎝ 体重88㎏ 右/左

小学4年生から軟式野球野球を始め、中学時代は仙台広瀬ボーイズに所属。東北選抜で東日本報知オールスター戦初優勝を飾る。

高校では1年秋からベンチ入り。背番号11で県大会準優勝に貢献。主にリリーフとして登板し東北大会ベスト8に輝く。

2年秋の新チームからは主戦の座に座る。県大会3位に滑り込み2年連続で東北大会出場。
その年のオフに直球の球威を磨き一気に脚光を浴びる。

3年春の大会前に行われた横浜との練習試合で完封勝利をやってのける。その後の県南支部予選で4回1安打8K0失点の好リリーフ。続く修明戦で3回まで1安打5K0失点、最速147キロを計測した。

 

 

伸び代

体格、ボディバランス共に素晴らしく、これからの伸び代を強く感じる投手。気持ちトルネード気味にタメを作りインステップでパワーを逃がさないまま左足の着地と同時に一気に開放するなど投球フォームの端々に工夫と意識を感じることが出来る。見た目とは異なり繊細な感覚と投球スタンスが見てとれる。

しかし、全体的に体の硬さが気になる。下半身で言えば投球動作に入る際に左足が着地し、上体が動き出した時点で右足がプレートから離れている。溜め込んできたパワーを上半身に伝えたいが為に下が疎かになり下半身の粘りがなくなり最後の一押しとキレに欠ける。

振り切った右腕のフォロースルーの硬さも投手と言うよりは野手っぽい。オーバーハンドの速球派の場合、リリースと同時に腕は外へねじれ、手の平が捕手に見えるぐらい返り左脇腹に巻き付いてくる位の柔らかさが回転数の多さだったり、キレ、球質の向上に繋がってくる。

また、変化球の時にはフォーム全体が硬く、ゆっくりとした動きとなり直ぐに癖を見抜かれてしまう。

そもそものポテンシャルは高く、目標に向かい努力できる頭脳も持ち合わせているため夏までの短い期間でも充分修正できる選手である。投げずらく、球速も落ちるだろうが東海大市原望洋・金久保優斗投手のように球速ではなくキレ、質にこだわった勝てる投球を目指せるとひと皮向けるだろう。