第89回選抜高校野球 速報

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第89回選抜出場校

東海大市原望洋 (当確)

 

首脳陣交代の緊急事態もなんのその。投打の大黒柱金久保の活躍で見事な準優勝

 

 

新指揮官の連打につながる采配

4試合で16得点。計8イニングで得点したが、このうち5イニングで2得点以上の複数得点を記録した。ここぞのチャンスで打線がつながり一気に主導権を握る強さがある。準決勝の3回表には2度の3連打であっという間に5点をあげた。

連打に絡んだのが公式戦初采配となった和田健次郎監督によるエンドランだ。3番・荒川太一、7番樋口圭輔、8番手塚大貴のところでエンドランかけ、全て成功した。

「荒川はあてに行くバッティングをしていたのでしっから振らせたかった。勢いがつきましたね」

 

ノリと大黒柱が勝利をもぎ取る

チームの特徴はベンチが明るく、ノリが良いこと。転機になったのは秋の1次予選で、志学館に1対4で敗れたことだった。

「あの時まではベンチの雰囲気が悪かったんです。『もっと声を出して戦おう』と。先輩たちが良い雰囲気で戦っていたので手本にしました」(手越主将)

ムードメーカーの塚本翼を中心にして、力を発揮しやすい雰囲気を作り上げている。大黒柱は4番エースの金久保優斗だ。打ではセンターを中心に快打を飛ばし、5打点をあげると投げる方では4試合完投。速球への欲を封印して、勝てるピッチングに専念した。「選手がよく頑張ってくれました。選手を褒めてあげて下さい」。と和田監督。選抜もこの新体制で臨む。

 

注目選手

金久保 優斗(投手)

MAX147km/h。遠投94m。スライダーカーブカットボールツーシームフォークと多彩な変化球を投げ分ける。

小学1年生から軟式野球を始め、中学では佐倉シニアに所属。3年時に全国シニア日本選手権優勝、ジャイアンツカップ優勝と2冠達成。

高校では1年秋からベンチ入り、背番号「4」で1番セカンド、兼控え投手を務めリリーフ登板した県初戦で138km/hを計測。

2年春には背番号「11」。島孝明(ロッテ3位指名)の控え投手として県優勝、関東ベスト8進出を達成する。

2年夏の県大会は3試合に登板。初戦の2回戦で5回参考記録ながらノーヒットノーランを達成し、準々決勝で146km/hを計測。合計16 1/3回を投げ、1失点と好投するも木更津総合に敗れベスト8で敗退。

2年秋の新チームからコントロール重視のスタイルで大人のピッチングへと変貌。4番打者としても4試合で5打点を挙げて、勝利を手繰り寄せた。

県優勝、関東準優勝の結果を残し今春の選抜出場を確実にした。

選抜では金久保の投打に東海大市原望洋の明暗が掛かる。

 

 

戦績

関東大会

決勝

作新学院

チーム名1回2回3回4回5回6回7回8回9回R
作新学院0003002005
東海大市原望洋0000100001
チーム名投手名回数打数被安打三振四死球自責点
作新学院大関 秀太郎935
5331
東海大市原望洋金久保 優斗9459675

▽本塁打 樋口(東)

▽三塁打 中島(作)、加藤(作)、宍倉(東)

▽盗塁 添田2 (作)

▽ 失策 大野(東)、鯨井(作)

▽ 暴投 金久保2(東)

 

準決勝

前橋育英

チーム名1回2回3回4回5回6回7回8回9回R
東海大市原望洋0050000005
前橋育英1000110003
チーム名投手名回数打数被安打三振四死球自責点
東海大市原望洋金久保 優斗9368722
前橋育英吉沢 悠3197445
丸山 和郁6211620

▽三塁打 金久保(東)、丸山(前)

▽二塁打 塚越(東)、鯨井(東)、小池(前)

▽ 失策 藤本(東)

▽ 暴投 金久保(東)

 

準々決勝

山梨学院

チーム名1回2回3回4回5回6回7回8回9回R
東海大市原望洋0010200205
山梨学院0100000012
チーム名投手名回数打数被安打三振四死球自責点
東海大市原望洋金久保 優斗9439672
山梨学院宮内 大河3 2/3185221
栗尾 勇摩2/353201
吉松 塁4 2/3244462

▽三塁打 鯨井(東)

▽二塁打 藤本(東)、鯨井(東)

▽盗塁 穴倉(東)、樋口(東)、塚越(東)、藤本(東)、丹沢(山)

▽ 失策 丹沢(山)

▽ 暴投 吉松(山)

 

1回戦

石橋

チーム名1回2回3回4回5回6回7回8回9回R
石橋0002000002
東海大市原望洋20002001X5
チーム名投手名回数打数被安打三振四死球自責点
石橋竹内 海斗83711455
東海大市原望洋金久保 優斗9377962

▽三塁打 藤本(東)

▽二塁打 渡辺彬(石)

▽盗塁 竹内(石)、塚越(東)

▽ 暴投 竹内2(石)、金久保(東)

 

メンバー

背番号名前学年投/打
1金久保 優斗右/左
2穴倉 貫太右/右
3大野 太一右/右
4鯨井 祥敬右/右
5樋口 圭輔右/右
6藤本 誠啓右/右
7荒川 太一右/左
8◎塚越 大貴右/右
9塚本 翼右/左
10高橋 海斗右/左
11瀬川 高志左/左
12大道 陸矢右/右
13鈴木 海聖右/左
14早川 史恩右/右
15若菜 拓斗左/左
16疋田 悠祐右/右
17綿貫 葵斗右/左
18上條 祐斗右/右
記録員大野 賢

 

新・東海大市原望洋のイメージ

昔から特に強打のイメージは無く、硬い守りとリズミカルかつ早いゲームメイクで相手に自分達の野球をさせずにサッと勝利を持っていく様な東海大市原望洋。

 

エース金久保の変化

関東大会決勝までの4試合でも16得点。1試合平均4得点は負ける得点力ではないが強打が売りのチームと対戦した時にはやや寂しさも感じる。

基本的な軸はエースで4番の金久保優斗。関東大会4試合で5打点、投げては4試合36イニングを全て1人でマンウドを守り12失点。夏まではロッテにプロ入りした島孝明がリリーフとして控えていた為、剛腕を唸らせるピッチングスタイルだったが今秋からはコントロール重視の丁寧なピッチングスタイルへ。

これにより安定した試合運びが出来る様になったのは事実だが、島が抜け2枚目がいないことから完投、連投を考慮したことで今のピッチングスタイルになったのでは?と推測する。

 

変化とプレッシャーを分散出来るか

高校野球の場合、接ったゲームになればなるほど最後は気持ちで切り抜ける場合が多く、そんな場面に出くわした際に、ただでさえ4番としてのプレッシャーを抱えつつ今の投球スタイルにストレスを感じず押し切れるのかが金久保の今後の課題だろう。

最近ではエースで4番を務める二刀流プレイヤーが軸のチームも珍しくないが、それでも甲子園で勝ち上がっていくチームは安定した2枚目を持っていることが多く感じる。いずれにせよエースで4番の金久保におんぶに抱っこのままでは甲子園での大成は難しく、夏までには県内で攻略されてしまうだろう。

素晴らしい逸材がいるだけに大変楽しみなチーム。県下敵なし、全国でも勝ち進めるチームに成るべくこの冬を過ごしてもらいたい。

 

チームランキング

※都道府県ブロック予選を抜いた、地区大会及び、神宮大会での成績をもとに打率、出塁率、盗塁率(盗塁成功数÷出塁数)、防御率、平均得点にランキングをつけて出した順位

総合19位

打率.281(19位タイ)、出塁率.387(13位)、盗塁率8.62%(13位)、防御率3.00(15位)、平均得点4.00(24位タイ)

 

第89回選抜結果 東海大市原望洋

打数/安打数二/三/本塁打四死球盗塁数
48/110/0/041
打率長打率出塁率盗塁率打点
.229.000.288.0671
イニング/失点被安打奪三振与四死球暴投
14/6111090
防御率球数被本塁打対打者数ボーク
3.862180600

 

 

第89回選抜高校野球 速報

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参考書籍:ホームラン センバツ 2017