第89回選抜高校野球 速報

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第89回選抜出場校

高岡商 (当確)

連続完封勝利に逆転劇あり。投打が噛み合い充実の準優勝

 

 

ともに0封2枚看板

〝打高〟傾向の大会だけに、いずれも9回を完封した伏見拓真土合伸之輔の高岡商自慢の2枚看板が目立った。飯山との投手戦は、189cmの長身右腕・伏見が5安打8奪三振、福井商戦は左腕・土合が左打者の外角に抜群の制球を見せて7安打。準決勝は、その土合が日本文理の強力打線に序盤5失点したが、4回以降は4安打1失点と立ち直り、その間に打線が奮起して逆転勝ちを納めた。

「1-0あり、強い相手に投打がかみ合って逆転ありと生徒はよくなやったし、いい経験だと思います」とは、13年に就任した吉田真監督。00年夏、札幌南の一塁手として甲子園を経験し、15年夏には高岡商を7年ぶりの甲子園に導いたが、この伝統校でOB以外の監督は異例だ。

 

猛打線を支える10万スイング

もともと、打撃は好調。冬場には全員が10万スイングをクリアした成果もあり、県大会5試合全て二桁安打で55得点を叩き出した。島村功記、扇谷悠汰、伊藤洸紀、谷内遥紀は5割超。この大会の準決勝では、2番の久保優斗の3連続二塁打などで、最大5点差をひっくり返した。15年夏の甲子園で、関東一につけられた8点差を一時追いついた粘りは今も尚、継承している。

決勝こそ、先発・伏見がKOされたが、9回2アウトから意地の1点。吉田監督は「エラーからの2失点など甘いところが出ましたが、ここからしっかり練習していきたいと思います」と選抜への意気込みを語った。

戦績

北信越大会

決勝

福井工大福井

福井工大福井:摺石-大上

高岡商:伏見、土合-筏

▽本塁打 北川(福)

▽三塁打 伊藤(高)

▽二塁打 大上2(福)、山内(福)、吉田(福)、谷内(高)、筏(高)

▽ 失策 中村昂(高)、島村(高)

 

準決勝

日本文理

日本文理:西村、稲垣-川村

高岡商:土合-筏

▽本塁打 永田(日)

▽二塁打 永田(日)、松木(日)、久保3(高)、扇谷(高)

 

準々決勝

福井商

福井商:石本-藤井

高岡商:土合-筏

▽二塁打 森(福)、伊藤(高)

▽ 失策 名下(福)、石本(福)、中村昂(高)

 

1回戦

飯山

高岡商:伏見-筏

飯山:飛沢、長瀬-池田

▽二塁打 小山(飯)

▽盗塁 関(飯)

▽ 失策 中村昂2(高)、大日向(飯)

▽ 暴投 長瀬(飯)

 

 

メンバー

背番号名前学年投/打
1◎土合 伸之輔左/左
2筏 秀生右/右
3島村 功記右/右
4山本 優翔右/右
5久保 優斗右/右
6中村 昂央右/左
7扇谷 悠汰右/左
8伊藤 洸紀右/左
9谷内 遥紀右/左
10伏見 拓真右/右
11山田 龍聖左/左
12吉本 樹右/右
13北岡 駿左/左
14鏡内 亮右/右
15大石 京佑右/左
16坂下 侑哉右/右
17中村 柊心右/左
18安藤 佑隼右/右
記録員室永 天

 

新・高岡商のイメージ

 

左右の2枚看板と1年生キャッチャー

まず注目は左右の2枚看板、身長189cm長身右腕の伏見拓真と主将の左腕・土合伸之輔だ。

北陸大会の初戦飯山(長野)を相手に伏見が5安打完封。続く準々決勝、福井商(福井)を土合が7安打完封と、全国的に見ても昨年より打高投低の中、連続完封発信は北陸大会に衝撃を与えた。

特別、豪速球や度肝を抜く変化球が売りではないし、奪三振数が多い訳でも与四死球が抜群に少ないわけでもない。要するにこの2投手に共通しているのは的が絞りづらいという事。

打たせて取るタイプの投手には当然巧みな投球術が必要となる。勿論堅いバックも大切だが、正確なコントロールや緩急といった技を組み立てるのに捕手の頭脳がカギを握る。

ここで注目をしたいのが正捕手の座についている1年生の筏秀生である。筏は今夏からスタメン起用されており、捕手登録ながらも右翼手として先発出場していた。

2年生の頃からマウンドに上がる伏見、土合の投球姿、それをコントロールする3年生堀内のリードをライトの守備位置からしっかり勉強していた。その甲斐あって新チーム発足後のバッテリーは安定の投球内容で富山大会を駆け抜けていった。

 

10万スイングと経験値

打線の方も冬場に10万スイングを全員が達成する程の振込みもあって富山大会5試合全て二桁安打、55得点と打線が爆発。決勝も18対2と富山東を大きく突き放しての県制覇だった。

そんな打線を支えるのも夏の旧チームが若かった事が大きな財産になっている。先発メンバー3人が2年生と1年生が1人。ベスト8まで戦い抜いた事は経験と自信になり新チームを支えている。

試合慣れしている打線には打率.500超えが4人、旧チームでは3番、新2番打者の久保が北信越大会準決勝日本文理戦で3打席連続二塁打を放ったのは圧巻だった。

全体的なバランスは良くとれているし、経験値も豊富な新・高岡商は冬場にもう一皮むけて、更に厚みのある打線で春の甲子園を迎える。

 

チームランキング

※都道府県ブロック予選を抜いた、地区大会及び、神宮大会での成績をもとに打率、出塁率、盗塁率(盗塁成功数÷出塁数)、防御率、平均得点にランキングをつけて出した順位

総合32位

打率.233(27位)、出塁率.272(28位)、盗塁率0.00%(28位タイ)、防御率3.25(19位)、平均得点3,75(28位)

 

 

第89回選抜高校野球 速報

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参考書籍:ホームラン センバツ 2017