第89回選抜高校野球 速報

⬇︎ ⬇︎ ⬇︎

 

 

大会1日目初戦3試合の結果とこれからの展望

 

 

大会1日目・3月19日

 

 

第1試合

至学館(愛知)対市呉(広島)

予想は9-5で市呉の勝ち。

結果

先攻:市呉)池田-柏尾

後攻:至学館)新見、川口、新見、川口、新見、橋詰-井口

▽二塁打:上垣内(呉)、池田(呉)、新見(至)

▽盗塁:普家(呉)、奥田(呉)、新田(呉)、柏尾(呉)、西岡(呉)、定塚(至)、木村(至)、藤原(至)

 

試合経過

序盤に1点ずつ取り合った両校は先頭を出すと足を絡めて相手をかき乱す。長打はないものの出したランナーを確実に返す全てを出し尽くす動きが目立つ。

5回表に1点を追加し逆転した市呉だったがその裏にエース池田のこの試合発の四球や盗塁などが絡み2点を取られ再び至学館が逆転。

8回表の満塁のピンチもエース新見が再びマウンドに上がり0封。その裏市呉の池田は先頭に死球を与え更にワイルドピッチでピンチを広げる。1アウト3塁から1番定塚のスクイズで追加点を挙げて2点差。

9回表、先頭の青木がセンター前ヒットで出塁、上垣内のレフト線への2ベースヒットで1点差へと詰まると至学館は川口を再びマウンドへ。対する池田も右中間への2ベースヒットで同点。開幕戦は延長戦へ。

4-4で迎えた12回。市呉は3番近藤、4番新田の連続センター前ヒット、牽制エラーも繋がり1アウトランナー2,3塁。キャッチャーから3塁への牽制球が逸れて勝ち越し。残ったサードランナーもスクイズで帰って2点勝ち越し。6-4。

その裏5番新見レフトフェンス直撃の2ベースヒット、6番大谷が死球、1アウトランナー2,3塁からサードゴロの感に1点を返すが9番藤原大のサードゴロを2塁ランナーがサードの上垣内と交錯し守備妨害でアウト。ゲームセット。

6-5で市呉の勝利。

 

まとめ&展望

初出場で初戦突破した市呉だが、細かいミスも目立った。ランナー1,2塁での場面で2塁ランナー単独スチールを成功させるも1塁ランナーはそのまま。投球は変化球でワンバウンドしていた訳だからここは1塁ランナーも続いていれば1ヒットで2点入る形が作れていた。

エース池田も自分らしい変化球中心の投球ができていたが、1アウトランナー1塁から四球を出すなど余計なランナーも多かった。

2回戦は優勝候補履正社が相手。一切の無駄は許されない。

 

青字をクリックすると予想結果の詳細と、注目選手、チームの詳細がご覧いただけます。

 

第2試合

日大三(東京)対 履正社(大阪)

予想は2-1で履正社の勝ち。

注目選手

櫻井周斗(日大三)

MAX144km/h。本格派左腕。勝負球は大きく曲がるスライダー。

注目point:生命線となるスライダーのアウトコースを出し入れするコントロールに注目!

投球内容:内、外ともに低めにまとめられ、ボール1つ分の出し入れを自在に操り直球中心に追い込んでいく。スライダーのコントロールも秋とは比べものにならないくらい思いのままに投げ込んでいく。球速も常時140km/h前半が出ていて切れも抜群。今回は初戦敗退も夏が非常に楽しみな投手。17年のドラフト注目選手になるだろう。

 

金成麗生(日大三)

高校通算19本塁打。遠投100m。50m6秒6。

140m弾の長打力を放つ日大三高打線左の大砲。

注目point:フォロースルーも大きく、振り切る豪快なフォーム

秋に比べて:大きな変化は見受けられなかったがとにかくスイングが速い。そして成長を感じさせてくれた部分としては唯一放ったサードの横を抜けるレフト前ヒットは今までにない器用さのあるバットコントロールが見れた。

 

安田尚憲(履正社)

高校通算45本塁打。50m6秒7。強肩強打の三塁手。2017年注目のドラフト候補。

注目point:右中間、左中間を抜けていく2ベースヒット!余りにも打球が速過ぎて、かつ外野の守備位置が深い為なかなか3ベースヒットは出づらいが、あっという間にフェスへ到達する打球のスピードは見応え十分。

3三振も鋭い2ベースヒット:3三振、1死球と完璧に櫻井のスライダーに抑え込まれていた安田だったが、流れを掴み始めた9回、履正社打線に乗って初球をレフトフェンス直撃の2ベースヒット。体は開かず、振り切ったヘッドはしっかり左方向に向いていた。左手もグリップを掴んだままで最後の一押しを加えている。冬に取り組んできた左方向への強い打球は見事に実を結んだ。

 

若林将平(履正社)

通算本塁打18本。遠投90m。50m6秒7 。素質は現ヤクルトスワローズ山田哲人選手以上の呼び声高い、安田尚憲に並ぶプロ注目の4番キャプテン。

注目point:ライトスタンドへのホームラン!

左のスライダーが苦手?:この日の若林は5打数4三振1内野安打の成績。履正社の主軸を警戒、研究してきた日大三バッテリーと櫻井が一枚上手だったとしても4三振は今後の対戦相手に大きなチャンスを与えかねない。打順降格も考えられる。

 

竹田祐(履正社)

MAX145km/h。スライダー、カーブ、フォークを操る。

一つ上の学年にドラフト指名された現ヤクルトスワローズ寺島成輝、現JR東日本・山口裕次郎がいた為、登板機会の少ない2年間を送ったが、新チームからエースナンバーを背負った公式戦でいきなり全国制覇を成し遂げた右腕。

注目point:新球種「フロントドア・バックドア」

投球内容:神宮大会では見せなかった初回の立ち上がりの悪さが顔を出し自滅するように2点を奪われたが、尻上がりに調子を上げていく中で直球は常時130km/h中盤。その中でも光ったのは変化球。フォーク、チェンジアップの縦系の変化球が効果的であった。新球はなかったが立ち上がりを除いては、ほぼほぼ文句のない投球内容。やはり完成度の高さが垣間見えた。

 

結果

先攻:履正社)竹田-片山

後攻:日大三)櫻井、岡部、櫻井、岡部-津原

▽本塁打:石田(履)

▽三塁打:白滝(履)、津原(日)、大西(日)

▽二塁打:安田(履)、西山2(履)、櫻井(日)

▽盗塁:井上(日)

 

試合経過

序盤は日大三・櫻井のスライダーが冴え3番安田からの4連続三振。履正社・竹田が不安定な立ち上がりを責められ2-0と日大三優勢で試合が進むかと思われた5回に1番石田の逆転3ランなどで試合をひっくり返す。日大三も後半に加点し8回裏に同点するも9回に櫻井、岡部が掴まり一挙7得点。

12-5履正社の勝利。

 

まとめ&展望

強打の履正社をまざまざと見せつけられた。注目の安田、若林はおとなしい試合だったが層の厚さが際立った。3,4番で7三振と完璧に抑え込まれていても12得点。1番石田の逆転3ラン、2塁打2本の西山、代打3ベースヒットの白滝などの活躍が目立った。

一方5失点完投の竹田。初回の浮足立った2失点を除けば3失点とまずまずの内容だが、三者凡退が2イニングだけと余計な出塁も目立った。次の相手はスモールベースボールの市呉。隙をつくのが上手いチームなだけに今のままでは油断は禁物かもしれない。

 

青字をクリックすると予想結果の詳細と、注目選手の詳細がご覧いただけます。

 

 

第3試合

熊本工(熊本)対 智辯学園(奈良)

予想は5-1で智辯学園の勝ち。

注目選手

山口翔(熊本工)

MAX149km/h。インステップ気味に踏み込み、しなやかな腕の振りから繰り出されるスリークォーターで打者の内角をドギツイ直球でえぐる、強気の投球が信条。スライダー、カットボール、ツーシーム、チェンジアップ、カーブなど多彩な変化球を操る。

注目point:強靭な下半身主導の投球にかわりコーナーを突く制球力に注目!

投球内容:投球フォームに大きな変化は見受けられなかった。常時130km/h後半の直球とスプリットを軸に組み立てていくが、課題のコントロールは改善されていなかった。時折見せる145km/hの快速球もストレート、ボールがはっきりしている為、じっくり見られてしまう。結果的にカウントを稼ぎにいく甘い球を狙われ失点を重ねていった。

 

太田英毅(智辯学園)

高校通算17本塁打、50m6秒1、遠投95m。

注目point:滞空時間の短いホームランに注目!

レフトスタンドスタンド中段への本塁打:この試合2四球の太田は、9回2塁にランナーをおいて甘くはいってきた直球をきっちりレフトスタンドスタンド中段へ運ぶ大きなホームランを放った。弾丸ライナーではなかったが、太田らしフルスイングから生まれたホームランは見るものを魅了した。

 

福元悠真(智辯学園)

高校通算35本塁打。50m6秒3。遠投100m。強肩強打快足の2017年ドラフト候補。

注目point:先頭打者ホームラン!

打席上での存在感:この試合は無安打ながらも打席に立てば十分すぎる存在感がある。警戒するがあまり、熊本工バッテリーは打たれてもいないのに四球を2つも与えている。次の試合で快音を期待したい。

 

松本竜也(智辯学園)

MAX146km/h。スライダー、カーブ、フォークを操る。重い直球を武器とする力投派。

注目point:9回110球1時間20分の試合運び!

投球内容:9回完封、130球、2時間13分。スコアーからわかるように智辯学園のワンサイドゲーム。攻撃の時間が長かったが為にテンポのいい試合とはいかなかった。ただ、常時130km/h中盤の直球とフォークのコンビネーションが上手くかみ合い12奪三振。およそ8割程の力で三振、凡打を重ねていけたのはかなりの収穫だろう。

三振も、凡打も狙える投手に成長した松本の次の登板が楽しみだ。

 

結果

先攻智辯学園:)松本-石田

後攻熊本工:)山口-丸山

▽本塁打:太田(智)

▽二塁打:西岡2(智)、松本(智)

▽盗塁:福元(智)、加堂(智)、太田(智)、石田2(智)、田渕(智)、嵯峨根(熊)

 

試合経過

初回、3回、5回、と1点ずつ重ねた智辯学園。その後もダブルスチールや、長短打、本塁打で加点していく打線に隙はなかった。先発の松本は被安打3、与四死球2、奪三振数12、無失点と完璧の内容。投打共に格の違いを見せつけた。

9-0で智辯学園の勝利。

 

まとめ&展望

じわりじわりと点差を離していく智辯学園。太田の一発も効いたが、この試合は熊本工・山口の独り相撲による自滅に見えた。5回にいたっては、四球3の無安打で1点を献上している。一方智辯学園・松本は8割程の力で楽に打ち取っていく投球術を披露。フォークやチェンジアップなどの縦の変化球が冴えた。

注目のスラッガー福元はノーヒットに終わったが、太田には一発が飛び出し、投打で隙が見当たらない。

次は、盛岡大付属と高岡商の勝者と対戦。

 

青字をクリックすると予想結果の詳細と、注目選手の詳細がご覧いただけます。

 

第89回選抜高校野球 速報

⬇︎ ⬇︎ ⬇︎