宇部鴻城
嶋谷将平

 

著作者: freedesignfile.com

 

高校生No. 1遊撃手、嶋谷将平のスイング分析!光るセンスの理由とは?

 

 

ポテンシャルと特徴

高校通算11本塁打。遠投100m、

50m6秒4備。守備範囲の広い高校生No. 1強肩ショート。

特徴:スクエアスタンスで構え、やや重心をおろしてどっしりとした印象、投手が投球動作に入ると早めの始動で左足を上げ、振り子のように使い体重移動を図る。インパクトの瞬間には左足に重心がかかりミートポイントでパワーを押し出すスイングだが左肩にしっかり壁を作りパワーを逃しきらないバランスが絶妙である。

振り子打法に近いスタイルだが頭が一切ブレないところを見ると相当な下半身の強さが伺える。

また、左足を引きタメを作っている間もテイクバックをとっているグリップでタイミングを図り、リズムをとっている。大体の打者は体重移動、タメ、タイミングといったものは下半身で行い、上半身はスイングだけに専念することが多い。

というのも余計な動きを加えるとスイングにブレが生じるため上体の動きが複雑になることを嫌うからだ。

嶋谷の場合、上半身のそれはブレとは全く無縁でコンパクトで球筋にヘッドを乗せたきれいなスイングをしている分かなり高いセンスの持ち主と見える。

コンパクトなスイングはヘッドを下げず右にも左にも出せるためライナー性のあたりが多く、流しても球足の速い鋭い打球が飛ぶ。

今秋は4番を務めていたが春から1番なのでは?と考えられる選手である。

 

経歴

中学まではキャッチャーだった嶋谷だが、宇部鴻城ではポジションは選択制の為、ショートを選択。2年夏からレギュラーを獲得し、2期連続準優勝に貢献。

 

成績

’16年夏 選手権山口県大会

5試合、18打数9安打、打率.500、三塁打1、二塁打2、打点6

’16年秋 中国&神宮大会

5試合、20打数12安打、打率.600、打点7、三振3、四死球4、出塁率.666、三塁打1、二塁打3、盗塁1

`17年春 甲子園

1試合、4打数0安打、打率.000、打点0、三振1、

 

注目point

独自の進化を遂げた打撃フォームと、三遊間の深い位置からの1塁への送球!

一見癖のない綺麗な打撃フォームだが、よくよく見ればグリップの使い方でタイミングを取ってみたり、振り子打法の様な左足の使い方をするが頭がブレなかったり、インパクト時の左肩の壁の作り方で体重移動によるパワーの伝え方をコースによって変えてみたりと全く無駄のないスイングをしている。

ま、そういった事を『癖の無い』と表現するのだろうが、一つ一つを細かく切り取ってみるとどの所作にも意味があり、高いセンスを感じることが出来る。

もう一つは高校生No. 1と言われるショートでの守備。の中でも三遊間の深い位置からの1塁へのダイレクトの送球はスナップの効いた惚れ惚れする球を投げ込む。

甲子園ではこの三遊間の当たりが非常に多く、これが抜ける抜けない、内野安打になるならないでゲームを大きく左右する為、嶋谷の三遊間のゴロの処理も大変見どころの一つと言える。

全体的にスムーズで柔らかい動きをする嶋谷だが、一つ一つの動作にキレがあり、流さないプレースタイルは、いぶし銀好きの野球ファンからしたらたまらない逸材ではないのだろうか。ホームラン量産のパワーヒッターも魅力的だが、嶋谷の様なハイレベルなバランスの取れた選手も非常に魅力的である。

 

プロフィール

右投右打  身長176cm体重72kg  キャプテン

守備位置:遊撃手

中学時代は軟式でチーム事情によりキャッチャーを務める。