星槎国際湘南
本田仁海

画像引用元:高校野球ドットコム

 

持ち球

最速149キロの直球とスライダー、カーブ、フォークを操る右腕。

 

成績

`17年春

試合数5、42回、被安打35、奪三振44、与四死球13、失点15、防御率3.21

 

特徴

ややオープンスタンスのセットポジションで、グラブは顔の前に置き、軽く両脇を開ける。スーッと左足を上げ始めベルトの位置を越えた辺りから、右足を折り、グラブと右手が離れていく。

クロス気味に左腕と左足を突きだし、右足に体重を残したまま投球動作が進む。割りと下半身の位置を低く保ちながら投球方向へ体を移動させ、左足が地面を掴んだところで、胸を張り、グラブを抱え込み右腕は大きなテイクバックから後頭部付近にボールが隠れる。肩甲骨と肩甲骨がUの字を描くほど背中がしなる。

体重が乗りガッチリ地面を掴んだ左足から体の回転が始り、腰が回り、左膝に付きそうなぐらい上体の下がった胸が回り、オーバーハンドの位置からムチのようにしなった右腕が繰り出されてくる。

リリースと同時に右足がプレートを蹴り上げ体重をボールへと伝える。

 

 

プロフィール

身長181㎝ 体重75㎏ 遠投115m

小学3年生から軟式野球を始め、中学時代は軟式野球部に所属。

高校では1年春からベンチ入り。2年夏は、4試合、32 1/3回、与四死球2、3完投、防御率1.67の成績でエースとして創部初の4回戦進出に導いた。

同年秋に全5試合完投、26回連続0封、51回57Kの活躍で初の県ベスト8へ進出した。3回戦の鎌倉学園戦では4-4、15回引き分け再試合完投。再試合では2-0完封勝利。合わせて24回34K、17安打、4失点の好投。続く4回戦・向上戦でも1-0の完封勝ちを収めた。

3年春の予選で初の4強入りを達成。慶応戦で146キロを計測した。

 

伸び代

初速と終速に差が少なく、ベース上で伸びのあるストレートが武器の本田。

体の使い方が非常に上手く、特に下半身と肩甲骨回りのしなやかさがこの直球を表現している。重心を下げながら投球方向へ体を滑らす際に体を開かないようにする工夫や、体重を早いうちに前に逃がさないように支えられる右足の強さ、上体が回転する際に胸が左膝に当たりそうなぐらい腰の位置を落としても下から上へパワーを伝えられる股関節の柔軟さ、強さなど、どれを取っても一級品。

更には高校に入ってからスリークウォーターからオーバーハンドに変えたと言う腕の振りを支える背筋、肩甲骨回りの筋肉などのしなやかさと強さもなかなか高校生の中から探すのは難しいレベルでの逸材。

そもそも入学当初は球速は120キロ台そこそこ。体重も55キロと華奢な選手であった。それから2年ちょっとの間で体重は20キロ増の75㎏。急速も最速149キロと20キロ以上アップした。体作りから選手としての質を上げてきた本田はこれからも楽しみな選手だが、一点気になる所がある。

フォロースルーの硬さ。

投げきった後に、伸びきった腕が棒のように体に当たっている。この硬さがなくなればボールに今よりも余計な力みは伝わらなくなり細かなコントロールが効きやすくなると同時にボールの回転数も上り、直球、変化球共にキレが格段に増すだろう。

リリース直後まで完璧なフォームと体の使い方をする分余計目につく。ここの改善が県4強以上を打破する鍵となりそうだ。