東海大高輪台
宮路 悠良

画像引用元:スポニチannex

 

持ち球

最速147キロの直球とスライダー、カーブ、スプリット、チェンジアップを操る右腕。

 

成績

`16年秋

試合数3、21回、被安打17、奪三振20、与四死球8、自責点6、防御率2.57(5回ノーヒットノーラン継投)

`17年夏

試合数1、3回、被安打0、奪三振5、与四死球1、自責点0、防御率0、(5回ノーヒットノーラン継投)

 

特徴

胸元にグラブを構え、ノーワインドアップから一度みぞおち辺りにグラブを落としながら、右足をプレートにかけてゆったりと左足と、グラブを持ち上げる。

左膝が胸元付近に近づいたら、お尻から投球方向へ流れるように体重移動が始まる。右膝を折りながら下半身に誘導される様に体重移動は進み、クロス気味にグラブを突きだし地面を這うように左足が流れる。

左足が地面を掴んでから、グラブを抱え込み始め、腰の回転と、グラブを巻き込む力で右腕がコンパクトな旋回で体に巻き付くように振り下ろされる。リリース後に右足がプレートを蹴り上げ、サイゴノ一押しを加える。

振り切った右腕も不必要な力みはなくボールへのパワーの伝え方が非常に上手い。

 

 

プロフィール

身長184㎝ 体重83㎏ スリークウォーター 右/左

小学1年生から軟式野球を始め、中学では軟式野球部に所属。

高校では1年夏からベンチ入り。3回戦・都立小山台戦で初登板初先発を果す。1年秋の都大会2試合4 1/3回に登板し、準決勝で136キロを計測した。

2年秋の新チームから3番・エースの座につき3試合に登板し21回9失点の結果を残した。

 

伸び代

高身長から繰り出される140キロ台の直球は力強く伸びも申し分ない。投球フォーム事態が下半身主導の為、粘り強く、球持ちもいい。右足がプレートを蹴り上げるタイミングも悪くない上に、フォロースルーも柔らかい。

良い直球を投げるのに好条件が揃う宮路だが、最大の弱点として制球力の安定感に不安が残る。

速球派の荒れる投手はプロ野球界でも多数いるが連投のないプロの世界だからこそ通用するものであって、どうしても球数の増える荒れる速球派は連投必至の高校野球界では勝ち上がるのに難がある。

割りと投げ急ぐ傾向のある宮路は制球に乱れが出てくると重心がドンドン前に突っ込んでいく。このせいでよりフォームは崩れ、精彩を欠いていく。

特別今のフォームに問題があるようには見えないが、もう少し重心を後ろに置いたままリリース出来たら、突っ込み過ぎずに下半身の安定感が保たれ、コントロールしやすくなるだろう。

今の宮路のフォームは投げきった後に軽く跳ねるような動作があるが、それだけ前にパワーを押出しボールに威力を伝えている証拠と言える。それを投げきった後に左足の爪先が浮き、かかと一本で体を支えるようなフォームにすることで、頭の位置、目線、背筋、腰の位置が安定し、大崩するリスクは格段に減らすことができる。

初めは投げにくさもあり急速も下がるだろうがそもそもアベレージ140キロ前後の投手な訳だから、下がっても130キロ中盤で制球力が高い方が今よりは球数も少なく、勝ち星も増えるだろう。

速いだけでは打ってしまう今の高校生にはやはりキレ、コントロールのこの二つを持つ投手が勝てる投手なのかもしれない。