富山第一
森 圭名

画像引用元:高校野球ドットコム

 

持ち球

最速146キロの直球とスライダー、カーブ、カットボール、ツーシーム、チェンジアップ、シンカーを操る。

 

成績

`16年夏(甲子園)

試合2、8回、被安打7、奪三振7、与四死球6、失点6、防御率6.75

`16年秋

試合6、42.2回、被安打28、奪三振37、与四死球18、失点17、防御率3.59

 

特徴

肩幅に足を開いたセットポジションでグラブはベルトの上に置いて構える。

ゆったりと左膝とグラブを持ち上げ、左膝は胸元、グラブは顔の目の前まで上がってから両手を離し、左足を下ろしながら右膝を折りつつ体重移動が始まる。

グラブと左足は素直に投球方向へ伸び、左足が地面を掴むと同時に左腕を巻き込み始め大きくテイクバックを取っていた右腕が耳後ろでタメを作りつつ、体の回転、体重移動に合わせて肘を先頭に旋回し、体重移動が左足に移り終わる頃にボールがリリースされ、右足がプレートを蹴り上げる。

フォロースルーも柔らかく、ガッチリとした体格からは想像がつきにくいぐらい柔らかい投球フォームである。

 

 

プロフィール

身長176㎝ 体重83㎏ 右/右

小学2年生から軟式野球を始め、中学時代は富山中央ボーイズに所属。中学1年の頃に捕手から投手へ転向した。

高校では1年春からベンチ入り。背番号10を背負い、2年春の大会で4試合で先発を務め、県大会優勝、北信越4強入りを果たした。

その夏は4試合に登板し、20回、30K、2失点の成績を収め県大会制覇、甲子園出場を決めた。甲子園では初戦の中越戦で救援し3回4奪三振無四球無失点の好投を披露した。2回戦・広島新庄戦では5回、6四球6失点の乱調で敗退。

2年秋の新チームからエースとして県大会3位通過で北信越大会に出場を果たした。

 

伸び代

ガッチリとした体格は最速146キロを記録する上で投球フォームの力強さに大きく貢献している。

太もも、胸囲の大きさは高校生の中でもトップクラスと言える。その力強い肉体が森の速球を生み出すわけだが、逆にデメリットとして投球フォームの邪魔をしている部分もある。

一連の投球動作を見ると計算され、細部に意識を持ったしなやかな投球フォームに見えるが、下半身の硬さが146キロから先を邪魔している。

その元凶は股関節にある。

下半身の力も強いため、股関節の可動域が狭くても十分の力が上半身に伝えられるため力強いボールが投げられる。しかし、身長も大きい方ではない投手が腰の位置が高いリリースポイントでは、速いだけで特徴がない。

更に股関節の粘りがない分ボールの回転数も並みで、キレはイマイチ。速いだけでは打たれてしまう今の高校野球では勝ち続けるのは難しいか。

柔らかい股関節を意識し、腰の位置を下げ、バネの効いた下半身から伝わるパワーがボールに乗ってくれば、連戦で球が走らなくてもキレで打ち取ることができるだろう。

手投げに近い状態でも140キロ中盤を投じれるポテンシャルの高さは将来性豊。今後が楽しみな投手だ。