広陵・中村奨成

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第99回全国高校野球選手権大会で【新記録樹立】本塁打6、打点17、塁打43 【タイ記録】安打19、二塁打6と数々の記録を樹立した広陵・中村将成選手。U-18侍ジャパンメンバーにも選ばれ、将来の期待もかかる今最もアマチュア球界で注目の集まる選手の一人です。

 

 

特徴

やや広目のスタンスで両足はフラットに揃え、背筋は伸ばし腰の位置も大袈裟に落としたりせず自然な位置に置く。左肩を顎の下に据え左腕はピンと伸びており、グリップは頭よりも気持ち高い位置で、ヘッドを投手方向に向けて構える。

投球動作に合わせ左足を軽く浮かせながら左膝を引き、右足に体重をかける。左足は構えていた場所とほぼほぼ変わらない場所に着地させ、重心が右足6:4左足の割合で、右足の回転からスイングが始まる。

右足→腰→上半身の順に回転が連動していくなかで前方へパワーが逃げないように左足がしっかり壁を作っている。

ボールをとらえた瞬間に更にパワーを伝えるためか、右足で体を支えながら左足のかかとが軸となった回転を加えて体より前のスイングが大きくなる。

右手はバットを離すことなく振り切りヘッドが体に巻き付いてくるようなフォロースルーとなる。

 

成績

`17年夏 甲子園

試合数6、28打数19安打、打率.679、打点28、三振2、四死球4、盗塁2、出塁率.719

二塁打6、三塁打0、本塁打6

【新記録樹立】本塁打6、打点17、塁打43

【タイ記録】安打19、二塁打6

 

プロフィール

身長181㎝体重76㎏ 右/右 捕手 遠投120m 50m6秒0 高校通算44本塁打

小学1年生から軟式野球を始め、中学時代は大野シニアに所属し、3年時に県大会ベスト8入りを果たした。

高校では、1年春からベンチ入り。夏には5試合に出場し5安打、2打点の活躍を見せた。

2年春からは上位打線を務めるようになり夏の予選では5試合で8安打2本塁打11打点の結果を残す。

2年秋の新チームでは秋季県大会8強入り、春準優勝と確実に力を付けていった。

二塁送球到達タイム最速1秒75の強肩も買われU-18代表メンバー入りを果たした。

 

 

注目point

走攻守三拍子揃ったバランスのとれた超高校級のスラッガー。

ボールの軌道にヘッドを運ぶのが上手く、安定した打率の高さを誇りつつ柵越えも打てるパワーが魅力。力任せの長打と違い安打、二塁打の延長から柵越えが生まれてくるような坂本勇人(現・巨人)に近い打者。

50m6秒0の俊足も生かし好きがあればどんどん盗塁を決めてくる度胸と足にも評価は高い。

捕手としてのリードもさることながら、フットワークの軽さから生まれてくる軽快な守備と遠投120m、二塁送球到達タイム最速1秒75の強肩で刺殺を奪える肩にも魅力がある。

 

伸び代

当然上のステージで野球を続ける存在として日本球界にとっても将来の侍ジャパン正捕手の期待がかかる選手であるが故に現時点での評論家からの見解は厳しい。

伸び代としてまずは「線の細さ」を評論家達が口を揃えて指摘する。走攻守どれをとっても一級品だが、それは甲子園と言う舞台がせいぜい2週間程度だからできること。打率の高さにしろ、二塁送球到達タイムにしろNPBペナントレース140試合以上を持っているポテンシャルをフルに発揮して戦い抜くには並外れた体力が必要とのこと。

次に将来活躍していくために捕手と言うポジション柄、大量のデータを頭に叩き込みそれを生かすための経験も積む必要があるため、中村を辛抱強く使い続けてくれる環境が大切。3軍から2軍への壁は厚く、2軍から1軍への壁は更に厚い。2,3軍での経験値も勿論大切だが、やはり1軍のマスクをつけ続けさせて貰える球団に入れれば更なる大成が期待できる選手である。