盛岡大付属
植田拓

著作者: freedesignfile.com

 

身長165cmの超パワーヒッターの秘訣と気になる弱点?

 

 

ポテンシャルと特徴

高校通算58本塁打。50m5秒9。身長165cm背筋力240kgの超パワーヒッター。

特徴:重心を少し沈めた構えにはどっしりとした落ち着きがあり、威圧感を感じさせる。ヘッドを回しながらタイミングを図り、投手の足が下りたところから左足を上げてタメを作る。早めにトップを形成して振り遅れをしない様に意識している。

軸足に体重を残したままコマの様な回転でスイングする分、やや軌道を大きく描いたスイングが出来、ヘッドの可動域が大きい。右肘を上手く使ってバットがしっかり伸び切ったところでボールを捉えることが出来ており、良いポイントで打つことが出来るのが持ち味。

大まかな枠組みで言うと現マイアミ・マーリンズ コーチ、MLB通算762本塁打のバリー・ボンズの様なイメージ。

また、上背が無い分リーチが短い。更に後ろに体重を残す打者な為、外角球に追っ付けていける打撃フォームではない。となると、外角攻めにあってもおかしくないのだがそこは84cmと少し長めのバットでカバー。バッテリーとしては身長の低い打者が長いバットをもっていたら、懐がガラ空きに見える為外角には着目しないのかもしれない。

ガラ空きに見える内角を突けば両翼100mのレフトスタンドに突き刺す特大アーチを放つなど、その見た目からは想像もつかないパワーを披露する。

 

経歴

中学時代で背筋力200kgを超えていた植田は高校2年生時には3番センターでチームの主軸として夏の甲子園に出場。2回戦・創志学園戦では「松坂2世」と言われたMAX154km/h右腕の高田萌生(巨人5位指名)から、レフトスタンドへ豪快弾。秋の岩手国体では履正社・寺島成輝(ヤクルト1位指名)からセンターオーバーの3塁打、更に山口裕次郎(日本ハム6位指名)からセンターバックスクリーンへ特大アーチを放つなど名だたる名投手から長打を量産し、’16年から強打者としての活躍が目立つ。

新チームからは1番センターで盛岡大付属のパワー型切り込み隊長として選抜出場に大きく貢献した。

 

 

成績

’16年夏甲子園

3試合、13打席数、5安打、3打点、三振2、四死球2、本塁打1、二塁打1、打率.384、出塁率.466

’16年秋季東北大会

4試合、打席数17、8安打、打点6、三振0、四死球2、本塁打2、二塁打3、打率.470、出塁率.588

`17年春選抜大会

3試合、打席数15、5安打、打点3、四死球0、本塁打1、二塁打3、打率.333、出塁率.333

 

注目point

1番の注目ポイントは外角の長打!

後ろに体重を残して回転で打つという長距離打者特有の打撃フォームは類い稀なるパワーと高身長を持つ打者に多い。それは遠い球でも踏み込まなくてもリーチの長さで補えるからだ。

植田の場合、リーチの短さを補うのに長いバットを使用している。外角球を手前に引きつければ引きつけた分、窮屈な体制になりヘッドが下がりやすくなるのを嫌い肘を伸ばしきることでミートポイントを前にした。

その為、右方向の打球が少なくヒットゾーンがセンターから左に多い。となれば外への緩い変化球が当然増えてもおかしくない。

バリー・ボンズは外角球でも後ろに体重を残したままジックリ引きつけて回転で打っていた。右打者の似た様なスタンスだと中村紀洋(元DeNA横浜ベイスターズ)がいるが、彼でさえ外角球はしっかり踏み込んで押っ付けていた。

外角球でも直球は今のままでも充分通用しそうだが、変化球となった場合どちらのスタンスでどんな長打を見せてくれるかここに注目してほしい

一冬越えた小さな強打者の新たな進化に期待したい。

 

プロフィール

右投右打  身長165cm体重72kg

守備位置:中堅手

小学時代は貝塚リトル、中学時代は貝塚シニアに所属。3年生の時に関西選抜に選ばれ台湾遠征に同行し、世界を経験している。